KubernetesでHello-Worldを表示する
2020年06月11日
はじめに
Kubernetesを利用してみたいと思い、macOSでkubectlを導入して、Hello-Worldを表示させてみました。
kubectlのインストール
curlを利用して、macOSへkubectlのバイナリをインストールします。
最新リリースをダウンロードする
下記のcurlコマンドで最新リリースファイルをダウンロードします。
curl -LO "https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/$(curl -s https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/stable.txt)/bin/darwin/amd64/kubectl"
kubectlバイナリを実行可能にする
ダウンロードしたファイルの実行権限を変更し、実行できるようにします。
chmod +x ./kubectl
バイナリをPATHの中に移動
コマンドで実行できるように、バイナリファイルをPATHが通っているフォルダに移動します。
sudo mv ./kubectl /usr/local/bin/kubectl
インストールしたバージョンが最新かを確認
インストールが正常に完了しているかを確認するために、バージョンを表示・確認します。
kubectl version
Client Version: version.Info{Major:"1", Minor:"15", GitVersion:"v1.15.5", GitCommit:"20c265fef0741dd71a66480e35bd69f18351daea", GitTreeState:"clean", BuildDate:"2019-10-15T19:16:51Z", GoVersion:"go1.12.10", Compiler:"gc", Platform:"darwin/amd64"}
kubernetesを実行してみる
下記のコマンドでhello-world
というイメージを実行する事ができます。
kubectl run hello-world --image hello-world --restart=Never
pod/hello-world created
と表示されれば作成されています。
動作の確認
実際に、動作しているのかを確認してみましょう。
kubectl get pod
下記のような実行結果が表示されます。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE
hello-world 0/1 Completed 0 2m6s
出力されたログを確認
起動したコンテナから出力されたログを確認してみましょう。
kubectl logs pod/hello-world
Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.
To generate this message, Docker took the following steps:
1. The Docker client contacted the Docker daemon.
2. The Docker daemon pulled the "hello-world" image from the Docker Hub.
(amd64)
3. The Docker daemon created a new container from that image which runs the
executable that produces the output you are currently reading.
4. The Docker daemon streamed that output to the Docker client, which sent it
to your terminal.
To try something more ambitious, you can run an Ubuntu container with:
$ docker run -it ubuntu bash
Share images, automate workflows, and more with a free Docker ID:
https://hub.docker.com/
For more examples and ideas, visit:
https://docs.docker.com/get-started/
上記のログが表示されれば、正常に動作しています。
実行したコンテナのデータを削除
確認・実行が完了したコンテナを残し続けておく必要は無いので、こまめに削除した方が良いと思います。
下記コマンドで先ほど実行した物を削除します。
kubectl delete pod/hello-world
削除用コマンドを実行した結果、下記の実行結果が表示されます。
pod "hello-world" deleted
最後に
kubernetesでHello-Worldのコンテナを実行してみました。 さらに、コンテナ技術について詳しく学び、開発に活かしていきたいと思います。